
今回は…
というテーマでお送りします。

よろしくお願いします。

今回は、その連携ですね。
楽しみです。よろしくお願いします。
【1】 JSPの暗黙オブジェクト
① JSPの暗黙オブジェクトとは…
JSPの暗黙オブジェクトとは
JSPファイルの中で、宣言しなくても
最初から使えるオブジェクトです。
最初から使えるオブジェクト
例えば、この例の request というオブジェクトは
JSPファイル内で宣言しなくても…
オブジェクトとして使用できるため
そのオブジェクトの持つ メソッドを呼び出せる事となります。
② なぜ使えるか…?
これまでに、こんな話をしてきました。
JSPの初回のリクエスト時には、WebコンテナがJSPファイルを
java(サーブレット)に変換してから使用すると…。
そして…
オブジェクトとして使用できる状態で実行されます。
ですので、JSPファイルの記述の中では
暗黙オブジェクトは 宣言せずに使用する事ができるのです。
③ 暗黙オブジェクトの例
ここでは、このJSPの暗黙オブジェクトの主なものを
3つ見ておきましょう。
❶ requestオブジェクト
まずは、request オブジェクトです。
これは、クライアントからのリクエスト情報を表します。
引数で渡される request と同様に使用できます。
したがって、リクエストパラメータを取得する getParameter(),
getParameterValues() メソッドや…
リクエストスコープから データを取得する
getAttribute() メソッドなどを使用できます。
❷ responseオブジェクト
次は、response オブジェクトです。
これは、クライアントへのレスポンス情報を表します。
メソッドの 引数で渡される response と同様に使用できます。
…というように、request と response が
使用できるという事は…
サーブレットと同等の処理は、行えることとなりますね。
❸ sessionオブジェクト
そして、もう一つ session オブジェクト を
使用することができます。
セッション管理については、次回お話しますが
その中で登場する セッションオブジェクトも…
JSPの中で宣言せずに利用する事ができます。
これも、非常に強力な事なのです。
詳しくは、次回お話しますね。
今のところは…
というものが あって、JSPの中で使える
…と考えておきましょう。
【2】 サーブレットとJSP
① 強みを活かす
これまでに、サーブレットとJSPの
プログラミングを見てきましたが…
どちらも、Webアプリの部品として
リクエストを受け取って、レスポンスを返す事ができます…
サーブレットは、引数で リクエスト情報と
レスポンス情報が渡され…
JSPは、暗黙オブジェクトで リクエスト情報と
レスオンス情報が利用できますから。
そして、この サーブレットとJSPは…
良い Webアプリが作れる事になるのです。
ここで サーブレットとJSPの
それぞれの強みを見ていきましょう。
② サーブレットの強み
サーブレットの強いところは
リクエストを受けて 処理を行うという部分です…。
Javaで直接 処理が記述できるので
ここは当然と言えますね。
③ JSPの強み
一方で、JSPの強みは何かというと
HTML形式の レスポンス生成です。
ほとんど HTMLで書けて、加えて
JSPのタグを組み込むことで Javaの機能が使えますから。
④ 処理分割の利点
そして、このように サーブレットと JSP で
処理分割する 利点も ご紹介しておきましょう。
❶効率が上がる。
ここまで、説明したように、各テクノロジーの強みを
生かせるので、効率が良くなりますね。
❷担当者の役割分担がしやすい。
これは、特にお仕事でチーム開発する場合には…
担当者ごとに 分担が明確になるとか
得意な部分を担当するとか、利点が多くあります。
❸狭い範囲で考えやすい。
限られた範囲で考えたほうが、考えがまとまりやすく
効率的になりますし、ミスが少なくなります。
❹改造に耐えられる。
例えば表示の仕方を改造しよう とか
業務処理の内容を変えよう とか、要求された場合に…
分割してあると、修正箇所は特定しやすいし
限られた範囲なので 対応の間違いも少ないものです。
このように、良いことずくめですね…。

それぞれの強みを活かすことが 大切なんですね。
人間でも、強みを活かすことが大切ですが
テクノロジーも 同じように 強みを活かすんですね。
納得しました。

効率の良い、改造に耐えられるプログラムを作っていきます。
【3】 役割分担と処理の流れ
ここでは、サーブレットと JSP の強みを活かした
役割分担と処理の流れを見ていきましょう。
① Webブラウザからの リクエスト が送られます。
② 対応する サーブレット の doGet() メソッドまたは doPost() メソッドが起動され内部的に処理を行います。
③ 転送先のJSPで 必要なデータを リクエストスコープに格納します。
④ そして、JSP にリクエストを転送します。
⑤ JSPでは、必要なデータを リクエストスコープから取得します。
そして…
⑥ JSP は、レスポンスの生成を行います。
最後に…
⑦ レスポンスは Webブラウザに送られます。
このように分割すると、今までに学んできた
テクノロジーの強みを活かして Webアプリが作れそうですね。
【まとめ】
宣言しなくても
最初から使えるオブジェクト。
✅ 代表的な暗黙オブジェクト
request
response
session
各々の強みを生かすように
処理分担する事が大切。
受け取って処理を行う。
✅ JSPはHTML形式のレスポンスを
生成してクライアントに返す。
✅ 必要なデータは
リクエストスコープで受け渡す。


今回も、ご覧いただき、ありがとうございます。