【JavaWebアプリ入門 #02】HTML基本とハイパーリンク

 

みのる
こんにちは。笑顔で感謝!✨ みのるコーチです。
今回も、ご覧いただき、ありがとうございます。

今回は…

JavaWebアプリ入門 #02
HTML基本とハイパーリンク

というテーマでお送りします。

彩香
Webアプリ入門の2回目。今回も頑張ります。
よろしくお願いします。
剛留
今回も、全集中で聴いていきます。
よろしくお願いします。

【1】 HTMLの基本

① 位置づけ

前回、Webの大きな流れを学びましたね。

Webブラウザからリクエストを送ると
サーバからレスポンスが返ってきます。

この時に…

レスポンスとして返ってくるのが
HTML・CSS 形式のファイルです。

Webブラウザは、HTML・CSS を解釈して
画面に表示します。

これを「レンダリング」といいます。

② HTML / CSS

この HTML / CSS の働きを見ておきましょう。

HTML は 表示する文書の構造

を記述します。この部分が見出し、この範囲が段落
ここは一覧表です…、といった感じですね。

文書の骨格と言える部分です。

これに対して

CSS は 文書の表示のしかた(装飾)

を担当します。

全体に中央揃え、見出しは「緑色」、
表の枠線は「細い線」で…、といったことです。

骨格に、肉付けする感じですね。

Webブラウザは、これらを組み合わせて解釈して
Webページを表示することになります。

今回は、このうち…

HTMLの基本部分と…
ハイパーリンク(他のファイルにジャンプすること)

について見ていきましょう。

③ HTML とは

HTMLは、Hyper Text Markup Language の略です。

このうち…

Hyper Text

…は、文書の中に リンクを埋め込んで
おいて 他の文書に ジャンプできる仕組みです。

Markup Language

…は、タグというものを使って
文書の構造を指定していく言語です。

文書の各部分に意味づけをする感じですね。

④ タグ

タグは、文書の部分に意味づけをする
「印」のようなものです。

「<」と「>」で囲んで表現します。

この 文書の ある部分に意味づけすることを
「マークアップする」と言います。

そして、マークアップする時に「文書の ある部分」を
「開始タグ」と「終了タグ」で囲むこととなります。

例えば、大きな見出しを表すタグ h1 の場合

<h1>見出し1</h1>
開始タグ  終了タグ

このような形で書きます。

終了タグには / の記号をつけて表します。

また、タグの種類としては 終了タグ が無い形で
使用する「単独タグ」というものもあります。

(表示内容)<br>

例えば、改行を表すタグ <br> です。

⑤ タグの属性

タグに補足情報を加える時には

「属性」

を使用します。

記述する時には、「属性」と「属性値」を
セットで記述する事となります。

<開始タグ 属性=”属性値”>(内容)</終了タグ>

このように書きます。

タグの名前の後に空白文字を明けて 属性=”属性値”
という形で書きます。

タグによって、指定できる属性は異なります。
どんな属性を使えるかは、のちほどお伝えしますね。

ここでは、タグの補足情報として「属性」が
ある事を押さえておきましょう。

【2】 ハイパーリンク

ハイパーリンクを作成する aタグ
を見ていきましょう。

<a href=”リンク先”>表示文字列</a>

このように記述します。

href属性には、クリックした時にジャンプする
リンク先を属性値として指定します。

このリンク先の指定方法には、絶対パスと
相対パスがあります。のちほど、ご説明しますね。

そして 表示文字列は、ハイパーテキストが
表示される文字列です。

また、この他に target属性で リンクを開く方法を
指定することもできます。

例えば、リンク先のページを 別タブで開きたい場合

<a href=”リンク先” target=”_blank”>表示文字列</a>

と、指定します。

それでは、【絶対パス】と【相対パス】
について 見ていきましょう。

リンク先の指定①【絶対パス】
✅ Web上の絶対的な場所を指定します。
✅ 外部のWebサイトへのリンクに使用。
✅ ブラウザのアドレスバーに
  表示される内容をそのまま記述。

(例)Googleページへのリンクを作る場合

<a href=”https://www.google.co.jp/”>Google検索へ</a>

リンク先の指定②【相対パス】
✅ 現在のファイルの位置からの見た
  他のファイルの場所を示す方法。
✅ 同じフォルダ内:  ファイル名
✅ 下位のフォルダ内: フォルダ名/ファイル名
✅ 上位のフォルダ内: ../ファイル名

(例)sub1 フォルダの item1.html へのリンクを作る場合

<a href=”sub1/item1.html”>アイテム1へ</a>

では、フォルダ構成例で見ていきましょう。

03 フォルダ には、index.html と store.html があります。

そして 03 の下には フォルダ sub1 と sub2 があります。

フォルダ sub1 には item1.html があって…
フォルダ sub2 には item2.html があります。

① index.html から 同じフォルダの store.html に
  リンクを張りたい場合…

<a href=”store.html”>店情報へ</a>

このように、href属性には
ファイル名をそのまま指定します。

② index.html から sub1 フォルダの item1.html に
  リンクを張りたい場合…

<a href=”sub1/item1.html”>アイテム1へ</a>

このように、href属性には
フォルダ名/ファイル名 の形式で指定します。

③ item1.html から 1つ上のフォルダの index.html に
  リンクを張りたい場合には…

<a href=”../index.html”>トップ画面へ</a>

このように href属性には ../ の後にファイル名を指定します。
.. がひとつ上のフォルダの意味になります。

④ item1.html から 1つ上のフォルダの その下の
  sub2フォルダの item2.html にリンクを張りたい場合…

<a href=”../sub2/item2.html”>アイテム2へ</a>

このように href属性には
../フォルダ名/ファイル名 という指定のしかたをします。
② と ③ の組み合わせ という感じですね。

Webサイト内部の ファイル指定では
相対パスで 指定する場合が多いものです。

この相対パスの指定方法を 押さえておきましょう。

彩香
私達が、普段 使っているWebページの リンクも
こうやって作られていたんですね。

仕組みが分かって、面白くなってきました…。

剛留
他の HTMLファイル に飛んでいく仕組み
とっても 面白いですね。

これ 最初に考えた人は凄いな~って思います。

【まとめ】

【1】 HTMLの基本
✅ 文書の構造を指定する言語で
  文書の各部分をタグを使って
  意味づけする。

✅ 文書にリンクを埋め込んで
  他の文書にジャンプできる。

【2】 ハイパーリンク
✅ 文書にリンクを埋め込む。

✅ <a> タグを使用する。

✅ href属性にリンク先を指定。