【Java入門(1)メソッド編 #3】配列の受け渡し

 

みのる
こんにちは。笑顔で感謝!✨ みのるコーチです。
今回も、ご覧いただき、ありがとうございます。

今回は

Java入門1 メソッド編 #3
配列の受け渡し

というテーマでお送りします。

メソッドの「引数」で配列を渡す場合と
「戻り値」を配列にする場合を見ていきましょう。

彩香
便利に使える配列の受け渡しですね。
よろしくお願いします。
剛留
メソッドと配列の合体ですね。
全集中でいきます!
みのる
それでは 早速 いってみましょう。

【Youtube版】

Youtubeでもお伝えしていますので
是非チェックしてくださいね。

 

【1】引数が「配列」

前回、メソッドの引数で 全ての型を指定できる事を
お話しましたが、ここで配列も渡すことができます。

メソッド側では、仮引数に

データ型[] 配列名

を指定します。

呼び出し側では、実引数に 配列名を指定します。

// 呼び出し側
int[] a = { 10, 20, 30 };
displayArray( a );

// メソッド側
static void displayArray( int[] array ) {
    for (int i = 0; i < array.length; i++) {
        System.out.println(array[i]);
    }
}

この例では、メソッド側は int型配列の array という
仮引数を受け取って、メソッド内で表示処理に使っています。

仮引数の型の記述は int[] となっていて
少し混乱してしまうかもしれませんが…。

int[]

int[] ここまでで、配列の型を表す!
…と区切って考えましょう。

呼び出し側では、int型配列 a を宣言・初期化した後に
a を実引数として メソッドに渡しています。

こちらは、配列名を書くだけでOKです。

【2】戻り値が「配列」

メソッドは、戻り値として
配列を返すこともできます。

メソッド側では、戻り値の型として

データ型[]

を指定します。

そして return の右側に書く戻り値には
配列名を記述する事となります。

return 配列名;

呼び出し側は、メソッドを呼び出して戻ってきた時に
呼び出し部分が 結果の配列に置き換わります。

配列を宣言して代入するなどして
使用する事ができます。

// 呼び出し側
int[] a = getArray();
for (int i = 0; i < a.length; i++) {
    System.out.println(a[i]);
}
// メソッド側
static int[] getArray() {
    int[] array = {10, 20, 30};
    return array;
}

この例を見てみましょう。

まず、メソッド側は メソッド名は getArray で
仮引数は ありません。

戻り値を見ると int[] となっていて
int型配列 であると分かります。

この部分も、最初に見ると少し
違和感があるかも知れませんが…

int[]

int[] このセットで、配列の型とみるようにしましょう。

メソッドの中では、int型配列を宣言して
{ 10, 20, 30 } で初期化しています。

そして、宣言した配列を戻り値としてリターンしています。

このように、配列名 を記述すればOKです。

呼び出し側は、int型配列 a を宣言して
初期化しています。

ここで、メソッド getArray を呼び出すと
その戻り値で配列が返ってくるので a に代入できるのです。

そのまま a は、int型配列として使用できますので
この for 文によって …

10
20
30

と表示される事となります。

彩香
データ型と[](角括弧)をセットにして配列という
意味で捉えれば理解できそうです。

演習問題に取り組みます。

剛留
引数の場合も、戻り値の場合も、配列名を指定するだけで
受け渡せるので便利に感じました。

活用していきます!

【まとめ】

● メソッドでの 配列 の受け渡し

【1】引数が「配列」
・メソッドの引数で
 配列を渡すことができる。

・メソッド側では、仮引数に
 以下のように記述する。

  データ型[] 配列名

・呼び出し側では、実引数に
 配列名を指定する。

【2】戻り値が「配列」
・メソッドは、戻り値で
 配列を返すことができる。

・メソッド側では、戻り値の型を
 以下のように指定する。
  データ型[]

・returnの右の戻り値には
 宣言した配列名を記述する。