【Javaプログラミング超入門 #06】データ型

 

みのる
こんにちは。笑顔で感謝!✨ みのるコーチです。
今回も、ご覧いただき、ありがとうございます。

今回は

Java超入門 #6
Java の データ型

というテーマでお送りします。

前回は変数を学びましたが、この変数を宣言する時に
データ型を指定する必要がありましたね。

今回は、このデータ型について学んでいきましょう。

彩香
int 型は、整数を表すということは分かりましたので
他のデータ型も勉強していきます。
剛留
今回も、よろしくお願いします!
みのる
それでは 早速 行ってみましょう。

【Youtube版】

Youtubeでもお伝えしていますので
是非チェックしてくださいね。

【1】リテラル

リテラル
✅ プログラムの中に直接記述される値。

例えば、変数に値を代入する場合に…

int age = 24;

と書くことができますが、この 24 がリテラルです。

それから、文字列を画面に表示する場合…

System.out.println(“Javaの世界へ、ようこそ!”);

という書き方をしますが、
この中の “Javaの世界へ、ようこそ!” が リテラルです。

ここでは、この「リテラル」という言葉の意味を
押さえておきましょうね。

彩香
リテラルは、プログラムの中で直接記述される値。
ですね。完璧です!
剛留
リテラルは、他にも書き方があるんですか? 
みのる
このリテラルは、この後の解説で出てくる、データ型によって
書き方が違ってくるんです。順々に、やっていきましょうね。

【2】基本データ型

基本データ型
✅ データ型はデータの種類
  Javaでは8種類のデータ型がある。

✅ Javaの中では基本的な8種類の
  データ型が定められている。

その8種類はこの通りです。

➊ 整数を表すデータ型

8種類のうち4種類は、整数を表すデータ型です。

4種類の違いは大きさの違いです。

byte は 8 ビット、short は 16 ビット、int は 32 ビット、
long は 64 ビットとなっているので、
…表せる値の範囲が違います。

このうち、通常は int を使う事が多いものです。

byte, short はメモリを節約したい時に使います。

ただし、現在はコンピュータの進化して、記憶容量や処理能力に
余裕があるので、あまり節約を考えなくても大丈夫です。

剛留
貧乏な時には、節約生活をしていたけど
余裕がある時代になったから、少しの贅沢は大丈夫って感じですね…。
みのる
そそ、そんな感じ…。
ただし、私生活のほうの無駄遣いはホドホドに…。

話を元に戻しましょう。

通常は int を使いますが、扱える範囲は プラスマイナス 21 億
ぐらいなので…

この値を超えるデータを扱う場合にはlong を使いましょう。

剛留
私の生活費は int で大丈夫そうですが、会社の年間売上は
大きく見積もると long でしょうか。世界の人口も long ですね。
みのる
そそ…。そんな感じで考えていきましょう。

そして、リテラルで表現する例も見ておいてください。

見慣れた数字で表しますが、LONGに関しては、数字の後に L を
つけて表します。ここは、特徴的ですね。

❷ 小数をを表すデータ型

次に小数についてですが、ここは2種類です。

小数は、コンピュータ内部では 浮動小数点数という形で
保持しています。

この表現方法では、データのビット数によって
精度が変わってきます。

32ビットより、64ビットのほうが精度も高いといえます。

そして、多くの場合 double型 を使います。先程お話した事と同じ
理由で、多くの場合には メモリを節約しなくても大丈夫だからです。

リテラルの表現は、小数点 . (ドット)をつけて表し
フロートの場合には、最後に F をつけて表現します。

❸ 文字を表すデータ型

次は、文字1文字の型です。こちらは、char と書いて  
キャラ と読んだり チャー と読んだりします。

半角文字でも、全角文字でも1文字を表せます。

リテラル表現は、前後に シングルクォーテーションを
つけて表します。

❹ 真偽値を表すデータ型

最後が真偽値です。こちらは、boolean型があります。
true(真)か false(偽)という値を持ちます。

true は「その通り!」を表す値で
false は「違います」を表す値です。

これらは、条件によって処理を変える時などに使います。

少し先で勉強しますので、今のところは こういう型が
あるという事を押さえておいてください。

リテラル表現は、そのまま true または false と書きます。

彩香
「その通り!」が true ですね。「違います」が false と…。
ノートしておきました。

【3】String型

String 型について説明していきます。

この String型は、文字列を扱う時に使われる型です。

初期化や代入をする時には、文字列リテラルを書くことができます。
文字列リテラルは、”(ダブルコーテーション)で囲みます。

文字リテラルを表す ‘(シングルクォーテーション)と
間違えないようにしましょう。

文字列を連結した結果を String型変数に代入することができます。
連結時に文字列でない部分は自動的に文字列に変換されます。

この String型は多く使われます。
まずは、この基本を理解しておきましょう。

String 型
✅ 文字列を使う時に使われる型。
✅ 初期化や代入をする時に文字列リテラルを書ける。
✅ 文字列リテラルは、””(ダブルクォーテーション)で囲む。
✅ 文字列を連結した結果を String型変数に代入できる。
  文字列でない部分は自動的に文字列に変換される。

【4】データ型の大分類

データ型は、データの種類というお話をしましたが
このデータ型は大きく分けて2つに分類されます。

1つが、基本データ型(プリミティブ型)
もう1つが、参照型です。

データ型の大分類
✅ 基本データ型
  (プリミティブ型)
✅ 参照型

違いを 確認しておきましょう。

まず基本データ型です。これは【2】で学んだ通り
Javaで定められた8個のデータ型のことです。

一方の参照型のほうは、Javaで準備されている型が多数あります。
先程ご紹介した String型もこの参照型に属します。

参照型というデータ型は、私達が作ることも できるものです。

そして「Javaはクラスの単位でプログラムを書いていく」
という話をしましたが…

そのクラスは「データ型」として使用することが
できるものなのです…。

この事は「クラス」について学習していくと
段々と理解できてくると思われますので…

今のところは「そういう事になるんだな~」という程度に
考えておいて頂けたらと思います。

そして、ポイントとなる事は…

この2つの大分類は、データの保持の仕方に違いがある
ということです。

変数は「箱」というお話をしましたが
この箱の中に格納される値に違いがあるのです。

基本データ型のほうは、箱の中に 扱いたいデータが入ります。

int の値、double の値、char の値、boolean の値などが
箱の中に入るということですね。

これは、今までお話してきた変数のお話で
イメージできた事と思います。

これに対して、参照型のほうは扱いたいデータはコンピュータ内の
別の領域に確保されます。

そして「箱」の中には、そのデータは「どこにあるか」という
番地の情報(123番地など)が入ります。

この番地情報の事を「参照値」といい、この参照値を扱うので
参照型というのです。

彩香
クラスがデータ型になるということは、まだ良くわかりませんが
プリミティブ型と参照型の違いは分かりました。
みのる
そうですね、クラスとデータ型の繋がりは
この後 クラスの事を学習していくと段々と分かると思います。

今のところは、何となくでも大丈夫なところです。

剛留
「参照値」という、メモリー上の番地情報が入るから「参照型」
というんですね。理解しました。

【まとめ】

【Java超入門 #06】データ型

【1】リテラル
・ プログラムの中に直接記述する値。
【2】基本データ型
・ データ型は、データの種類のこと。
・ Javaで、基本8種類が定められている。
・ プリミティブ型とも言う。
【3】String型
・ 文字列を使う時に使われる型。
・ 初期化や代入をする時に文字列リテラルを書ける。
・ 文字列を連結した結果を String型変数に代入できる。
  文字列でない部分は自動的に文字列に変換される。
データ型の大分類
・ データ型は2つに分類できる。
 ①基本データ型(プリミティブ型)
 ②参照型

・ 参照型は参照値(データが「どこにあるか」の
 番地の情報)を値として持つ。