
今回は…
というテーマでお送りします。

また 新たな領域の話で、とても楽しみです。
よろしくお願いします。

今回も頑張ります。よろしくお願いします。
【1】 TomcatとWebアプリ
ここでは…
私達が作成する Webアプリ の関係
…を 見ておきましょう。
Tomcat は
APサーバの機能
を 併せ持っています。
Webサーバは、クライアントとの間で HTTP通信を行い
アプリケーションの処理を APサーバに依頼します。
APサーバは、アプリケーションの処理を実行します。
そして この中にある
Webアプリケーションの 実行環境が
です。
私達が作成する Webアプリケーションは、この
サーバを動作させる
事となります。
図の 丸で囲んだ AP は
Webアプリケーションの意味です。
ここでは、Tomcat と Webアプリとの関係 を
このイメージで、押さえておきましょうね。
という言葉、要チェックです。
【2】 フォルダ構成
Webコンテナ と Webアプリ は 協力しあって
動作して、クライアントからの要求に 応えます。
そして、この時に 決められた
フォルダ構成があります。見ていきましょう。
まず 「コンテキストルート」があります。
ここは、Webアプリ毎の公開されているフォルダです。
ここには、HTML・CSS・後で出てくる JSP などを
配置します。
クライアントから、直接アクセスできるフォルダです。
そして、その下に WEB-INF フォルダがあります。
ここには、設定ファイルが格納されていたり…
クラスファイル格納用 classes フォルダがあったり…
ライブラリ格納用 lib フォルダがあったりします。
また、コンテキストルートの下には META-INF フォルダもあり
こちらは、ざっくり言うと内部情報格納用になります。
そして、eclipseで開発する時には…
1つのWebアプリ=1プロジェクト と考えます。
プロジェクトフォルダの中の src/main/webapp/
フォルダが コンテキストルートになります。
…ですので、ここに配置した HTMLファイルは
クライアントからアクセスできます。
また、eclipse上の Javaソースフォルダは
プロジェクトフォルダ内の src/main/java/ の下に配置します。
そして、コンパイル結果の クラスファイルは
build/classes に 格納されて管理されます。
これだけ見ても、「ウワッ、大変だ…」と
思ってしまうかも 知れませんね…。
今の段階では、ここだけ押さえておきましょう。
① アプリ毎(プロジェクト毎)にコンテキストルートがある。
② コンテキストルートの eclipseのフォルダは
各プロジェクトフォルダ内の src/main/webapp/ になる。
③ eclipseでの Javaのソースは src/main/java/ 以下に配置する。
ということです。
ここだけ、押さえておきましょう。
…あとは、eclipse と Tomcat が
「よろしく」やってくれます。

最初は、限られた範囲で 見ていけばいいんですね。
これなら、大丈夫そうです。

安心しました。
【3】 実行の流れ
今回の開発環境での Webアプリケーション作成から
実行までの流れを見ていきましょう。
まず、①eclipseを起動します。
そして、次に eclipse上で
②プロジェクトを作成します。
プロジェクトの単位が
Webアプリの単位となります。
さらに、ここで Webアプリの
コンテンツを作成します。
Javaのプログラムや、htmlファイルなどです。
Webアプリを作成したら
③そのWebアプリをサーバ(Tomcat)に配備します。
プロジェクトとコンテンツを 作成しただけでは
サーバとの関連がありません。
この ③ を行うことで、Webコンテナと
Webアプリが連携して動けるようになります。
そして、④サーバ(Tomcat)を起動します。
この段階まできて、サーバがリクエストを受けてから
レスポンスを返すまでが 出来ることとなります。
最後に、⑤Webブラウザ(GoogleChrome)から
リクエストを送って、レスポンス結果の表示を確認します。
ここまでが、一連の流れになります。
このイメージで、押さえておきましょうね。
【4】 URLの指定
前のコーナーで、最終的に ブラウザからリクエストを
送って レスポンスを得る話をしました。
この時の URLの指定について 見ていきましょう。
URLは 大きくは、①http ②サーバ名
③コンテキストルート ④URLパターン で構成されます。
1つずつ見ていきましょう。
①http と指定する部分ですが
ここは プロトコルを 指定する部分です。
Webアプリは http というプロトコル、または
セキュリティ を強化した https プロトコルが使われます。
本コースは、入門・練習の意味で http を使います。
②サーバ名は、リクエストを受け付けるサーバを 指定します。
本コースでは、パソコンにインストールした Tomcat を
指定します。 localhost:8080 が Tomcat を指します。
③コンテキストルートは
Webアプリ毎に決められた名称 となります。
本コースでは、プロジェクト名を
コンテキストルート(名)としていきます。
最後が ④URLパターン です。
これは、アプリ内で定められたURLパターン(文字列)です。
ここで表されるのは、ひとつは ❶ コンテキストルート内
に配置した html や のちほど学ぶ jsp などです。
もうひとつは ❷ URLマッピング といって、URLパターンと
Javaのクラスを結びつけて Javaプログラムを動作させる事です。
【まとめ】
APサーバ部分がある。
✅ APサーバ部分には、Webアプリを
動作させる Webコンテナがある。
ルート がある。
✅ コンテキストルートは
eclipse では src/main/webapp/
✅ Javaソースは
eclipse では src/main/java/
② AP・コンテンツ作成
③ APをサーバに配備
④ サーバを起動
⑤ ブラウザで結果確認
② サーバ名
③ コンテキストルート
④ URLパターン



今回も、ご覧いただき、ありがとうございます。